長い目でみる

今日はとてもうれしいことがいくつもありました。

アメリカにいた時、在米日本人の友人とやりとりをしていたのですが、去年突然「退出しました」という通知があって、連絡を絶たれてしまいました。

その一方的で事務的な通告画面に結構ショックを受けて、その意味をしばらく考えないわけにはいきませんでした。悲しかったです。

 

ところが、今日珍しいメールが来たと思ったらその友人でした。

「よかった〜。メールアドレス見つかって。クリスマスに機種変して全員分のデータ飛んじゃって😓」ということでした。

他に共通の友人もいないし、連絡の取りようもなかったのでしょう。

郵便転送の頼み事をしていたので必要が生じて、必死で探してくれたようでした。

遠く離れた場所と、再びたった一本のツールで繋がる危うさと不思議を感じて感謝しました。

あんなに悶々としたのに、、、あっという間に氷解して、この心が晴れ渡るような明るい気持ちったらないですね。

 

うれしいなぁと思っていたら、同じ日にアメリカから息子宛に小包が届きました。

なんと現地校で登校初日に声をかけてくれて、その後ずっと変わらない交流を続けているベトナム人の男の子からでした。

息子は彼との友情を大切に大切にしていて、離れていても

彼はかけがえのない揺るぎない友人として心の中に位置しています。

ドラえもんが大好きな彼のために、春にちょっとしたものを送ってあげたのでしたがまさかお返しがくるとは、、、。

箱を開けるときの息子の、滅多に見ないほど嬉しそうな顔!


海外に小包を送る手間とお金は簡単なものではないのに、その気持ちを思うと、、、なんて価値のある贈り物でしょう!

トライデントのガムは、カフェテリアでよく彼が分けてくれたものだそうで懐かしそうな表情でした。

素敵なカードにたくさんのメッセージが書かれていました。

本を選ぶセンスが無くて、、、と書いてあったそうですが

本当に宝物。

はたで見ていて、現地校での彼らの日々を思い出してしまって

思わずじわ〜っとしてしまいました。

 

時に人間関係はその時すぐには判断できないことが多いです。

事情があるかもしれませんし、心身の状態だって一定ではありません。

若い時は気がはやって難しいことかもしれませんが、

待ってみる、様子を見る、

そうすると後で分かることもあるかもしれません。

いいことも悪いことも、裏になったり表になったり。

 

人間の隠れた要素は、時間がかからないと見えてこないものですね。