リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミング
銅メダリストである箱山愛香氏の講演会を拝聴しました。
1991年生まれ、長野県出身。
中学生時代に15センチも伸びたという身長は176センチ。
姿も声も話し方も可愛らしい若いお嬢さん、という印象でしたが
語り出すと一変。
身体が熱くなるようなお話を伺うことができました。
幼い頃から
「オリンピックに出ることが夢」だった彼女が、
ロンドンでメダルを逃し、その時に
「出るだけではなく、メダルを獲らなきゃだめだ」と悔しい思いをしたそうです。
どうして夢を「出る」ことにとどめたのか悔やみ、
それを「メダルを獲る」ということに明確化させた時、
実行が伴って夢を叶えられたそうです。
某オリンピック水泳選手の
「脳みそが出るくらい泳いだ」という言葉が心に残っていたのですが、
箱山選手のそれも同じレベルでした。
「0.5秒、ミリ単位までみんなで何万回も練習した。」
「手と足がバラバラになってプールに落ちているんじゃないかと思うくらいだった」
他にも壮絶なお話しを笑顔で語ってくださいました。
他のエピソードは…
• 中学時代は給食では足りず
母親が作ってくれた好物のステーキ入りのおにぎりを持参して食べていた。でも思春期だったので恥ずかしくてトイレで食べた。
•選手時代、夕食後(それがすでに相当量)の測定で足りない人は夜中にお餅を3〜7個食べてから寝た。
•審査員への印象は0.5秒で決まるために水から上がったらすぐに笑顔でアピール。
顔の印象を良くするためにチャームポイントの八重歯も抜いた。
•脂肪率は11% !とにかく寒くて寒くて…。
(スライド下段真ん中、背中の写真の頃)
リオで獲った貴重な銅メダルを、太っ腹にも会場に回してくださり
手に取らせていただきました。
重さはなんと500グラム!
(なまこ型ビスコッティと同じくらい…と思ってしまう私でした。)
最後に、食事について質問もさせていただきました。
トレーニング時代の楽しむ為ではない食事摂取は、聞いているこちらの心が痛むくらい、実に辛そうでした。
アスリートの食事は最近興味のあるところですが、
でもやはり数値的なものより、
メンタル部分が大きいと感じました。
やはり口に入るものの、一番大切な意味を感じます。
会場を後にしましたが、
どうしても箱山選手に直にお礼をお伝えしたくなり、
左右を見渡してこっそり控え室へ。
(すみません、こんな性格で(^◇^;))
対面した箱山愛香さん、背が高くとてもチャーミングな方で、
名刺交換させていただいたら
「焼き菓子大好きです❣️」と華やかににっこり。
どこにあんな練習をこなすエネルギーを秘めているのかと思うほどでした。
あ、タイトルの答えは…なんとびっくり。
「ゼラチンでかためています」でしたっ(◎_◎;)❗️
ゼラチンは熱湯で溶けますが、それで髪を固めるのだそうです。
水には溶けませんからプールに入っても大丈夫。
洗髪時には注意して熱いお湯で溶かし流してからシャンプーするんだそうですよ。