日付入りの懐かしい写真が出て来たので
自分のお菓子作りを改めて新鮮な思いでなぞっています。
ちょっと昔のお話になりますが、少しご紹介してみます。
長男を出産してすぐにアメリカ、
カリフォルニアで生活しました。
キッチンからは芝生が広がる広い庭が見え、
りんごの樹、アプリコットの樹などがあって奥の方には川が流れていました。時折隣家の犬も塀の隙間から侵入して駆け回っていましたし、夜は野生の鹿がりんごを食べにきたこともあります。
やってくるハチドリ(humming bird)のために
キッチンの窓のすぐ目の前に巣箱を設置し、
ブーン、という勇ましい音がすると飛び出して
珍しい彼らのホバリングを間近で眺めたものです。
白い陶器のカウンターは憧れで、
2003年に夫が限定カラーのKitchen Aid を贈ってくれました。
カリフォルニアはサワードゥのパンが主流で、
海沿いのクラムチャウダーには合うのですが
日々の食卓ではなかなかその味に慣れることができず、
自分でパンも焼くようになってキッチンエイドは大活躍でした。
粉に液体が混ざり込んでひとつの塊になり、
やがてツヤツヤの美しい生地が出来上がっていく様子は
見ていて飽きないものでした。
今、目の前で現役で働いているピンクにキッチンエイドも
もう15年目!と思うと時の流れにびっくりします。
ちなみにこのピンクプリントのTシャツもまだ着ていると思うと
物持ちの良さにびっくりしてしまいます(笑)。