Biscotti のバリエーション

オリジナルのビスコッティが大好きで、

リクエストを頂いてもなかなか発展させることがなかったのですが

(すみません、ビジネスに器用ではないので…^^;)

どうしたことか(笑)

この頃いろんなバリエーションを試作しては楽しんでいます。

上の2種は、「カントゥッチ」と

「黒米粉」を使ったグルテンフリービスコッティ。

カントゥッチは、イタリアで発祥した、ビスコッティの原点とも言えるもの。昔ながらのレシピに則っています。

油脂を一切使わず卵だけで生地を繋ぎ、アーモンドエッセンスで香りをつけています。

素朴で古式ゆかしき懐かしい味がします。

 

 

こちらは、完全グルテンフリー!

 

長らく作っては満足がいかないと諦めていた

完全グルテンフリーのビスコッティですが、

ようやく美味しく仕上がりましたヽ(*^ω^*)ノ

オートミールを粉状に挽いて、焙煎大豆粉やコーンミールで風味を補い、シナモンを少し。

コストを考えたり、テストしたりして、

ゆくゆくはメニューに加えたいと思っています( ^ω^ )

 

こちらもグルテンフリー。

米粉使用で、抹茶でほんのり味をつけています。

 

 

 

さて、みなさんにお届けできるまでには

多くの試行錯誤や失敗もあります。

例えばこちらは、パセリと黒胡椒を入れた塩味のビスコッティ。

お菓子づくりは化学反応。

とかく計量が大事ですが、

たった耳かき1杯分(※ イルプルーで実際レシピに使われる表現です)程度のベーキングパウダーを入れたか入れないかで

こんなにも膨らみが違ってきます。

 

さらに、粉の配合によっても別物になります。

上は小麦粉100%、

下はその1割ほどを別の粉で代替したもの。

上は、さすがの私も歯が立たず食べられないほどの硬さでした(>_<)

ところがたった1割程度をコーンスターチに替えただけで、

さっくりとおつまみにできそうな食感になりました。

ディップをつけても合いそうですし、ビールが進みそうです。

 

 

家庭料理などは、

ざっくり大体でもストライクゾーンが広く、

それがまた日々の変化になって飽きないものですが、

お菓子づくりはそれとは反対の、

構築された世界だと改めて思いました。

思い込みや慣れが通用しないというか、

結果に如実に表れるというか。

 

新しいビスコッティの多彩な可能性に、

またハマってしまいそうです。