ぎんがさんでクッキーを焼いていただいてから
ぎんがさんを設立された母の幼なじみの女性に電話しました。
電話に出るなり彼女から「ありがとうね~!」と言われました。
いえいえ、ありがとうはこちらのセリフです!
「この間施設に行ったら前よりずいぶん活気があった。
前は怒ってリュックを投げつけてくる子もいたけれど、今はみんなに仕事があって、
張り切っていてありがたい」
ということでした。
シールを剥いだ裏の紙を一枚づつ往復して捨てる仕事をする子もいて、
その子にはそれが大切な仕事で、そうしたことを通じて社会と繋がりを持てることが
喜びややりがい、心の安定に繋がっているのだと。
正直なところ、外注先を選ぶときに「社会貢献」もできていいと思っていましたが、
こんな風に具体的に言われたのは初めてでしたので、はっと胸を衝かれました。
ぎんがさんの目標の一つに「就労継続支援B型の人の工賃を上げる」というものがあります。
「A型」の方は障害の度合いが軽く、雇用契約を結んで仕事をしています。
「B型」の方は、雇用契約がないため、売り上げに応じた工賃を受け取っています。
月に3万5,000円あれば生活が安定すると言われているそうですが、
全国平均は月に1万6,000円、とまだまだ到底及んでいないのが現状だそうです。
ですから、事業所の売り上げを上げることが、彼らが得られる賃金アップに繋がるわけです。
そう思うと、ワイベイクの委託したクッキーやビスコッティがどんどん羽ばたいてくれたら、
それがぎんがさんの目標に協力することになり、社会貢献に繋がるわけですね。
「焼き菓子工房Y-bake × ぎんが」の活動に、注目と応援をどうぞよろしくお願いいたします!