ビスコッティができるまで 〜その1.ビスコッティとは?

Y-bakeを始めてから、

自分にとっては当たり前のことでも

意外に知られていないことがあると驚いたので

ビスコッティがどうやって作られているのかを

何回かに分けてご紹介します。

まず、ビスコッティとはイタリア語で

「ビス」=「2回」、「コッティ」=「焼く」

という意味であり、2度焼きの硬い焼き菓子です。

現地では、コーヒーやワインに浸して食べるそうです。

 

が。わたしは未だかつてそのように食べたことがなく、

そのままで粉とナッツの味を堪能します😊

 

ちなみにわたしは小腹が空いた時、

ひと休みの時、1日がんばった夕食後のくつろぐ時間に、

しみじみいただきます。

身体に行き届いて、堪能するけれど負担がない。

そんな存在です。

もう15年、少しづつ変化させながら焼き続けています。

 

 

当初のレシピより

砂糖は半分以下、ナッツは倍以上、

バターを米油に替えて、粉はより風味にある中力粉にする、

など改良を重ねて今の配合になっています。

その日の湿度や手の温度などで生地の状態にも差が出ますが、

最終的には数字より自分の勘で焼き上げています。

 

販売するにあたって目新しい素材を入れたり、

見栄え良く大きくするためにベーキングパウダーを使ってみたり、

形状を変えてみたり…

様々なことを試みましたが、結局「青い鳥」のように

一番シンプルで基本のストレートなもの戻りました。

この味が好きな方に届けばいい、と思って黙々と焼いていたら、

いつの間にかファンが少しづつ増えました。

お客さまは、わたしには元気を与えてくださる宝物です。