おすすめされた韓国ドラマの中に、素敵な詩が出てきました。
訪問客
人がやって来るという事は
実はとてつもない事だ
その人は
自身の過去と
現在と
そして
未来と共に訪れるからだ
一人の人生がやって来るからだ
壊れやすく
それ故に壊れたこともあろう
心が訪れるのだ
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とても素敵な詩だと思います。 年齢や経験、いろいろな人との出会いや別れを経験してくると 自ずと対人関係のハードルも変わってくると感じています。 相手のことを全て理解するなんてとても無理なことではあるのですが、 それでも寄り添ったり、なんとなく通じるものがあると感じる相手との交流を求めていくものかなと。 細く長く、焼き菓子活動(笑)をしていますが、 時に思いがけないお客さまから ふいにご連絡をいただくことがあります。 自分も時間を重ねて変化しているのと同じように 相手にも人生の積み重ねがあり、 何気ないようでいてわざわざメールをくださったり 足を運んでくださることには どんな気持ちや意味があるのかななんて考えてみたりします。
(何もないかもしれませんが(笑)それならそれで)
誰かが自分にコンタクトをとってくれたり 会いに来てくれたりすることは当たり前ではなく、 お互いの人生を持ち寄っているんだなぁと思うと、 なんだか不思議な気持ち、 当たり前ではないんだなという気持ちになります。
ご縁って不思議です。 その昔、才能に満ちた大きな会社の社長さんがぽつりと 「人のご縁は大切に。 でも縁は生まれるけど、消えるからね」 とおっしゃっていたことをよく思い出します。 仏教で、人間関係が長続きする人は 「人とのご縁は脆いもの」と思っている人だと聞きました。 ご縁が強くたしかなものだと思って手入れを疎かにしていると消えてしまう、でもあらかじめ脆くて壊れやすいものだと思っていれば 大切に扱うからだそうです。 細く不確かなもの、と心得るようにしています。 時折、ご縁が浮かび上がってくるような時、 相手の心に思いを馳せたりしています。